直管蛍光灯からLEDシーリングライトへ交換!角形シーリング新設のDIY記録(電気工事士資格保有)

この記事でわかること

  • 引っ掛けシーリングがすでにある場所への器具交換は、資格がなくてもOK
  • 今回のように「角形シーリング」を新しく取り付ける作業は、電気工事士法上の「電気工事」にあたり、第二種電気工事士以上の資格が必要
  • この記事は、資格保有者が実際に行った作業を、検電・通電確認の実測値つきで記録したもの

直管蛍光灯からLEDシーリングへの交換、なぜ必要だったのか

この蛍光灯、取り付けてから15年ほど経っていて、そろそろ寿命が気になっていました。加えて、蛍光灯はLEDに比べると消費電力が大きいので、電気代の面でもそろそろLED化した方がお得だろうと思い、今回思い切って交換することにしました。

シーリングライトの交換に資格は必要?(角形シーリング新設のルール)

今回の作業では、天井の配線に新しく「角形引っ掛けシーリング」を取り付けています。これは電気工事士法上の「電気工事」にあたり、第二種電気工事士以上の資格が必要な作業です。この記事の作業は、有資格者(筆者)が行っています。同じ内容をご自身で行う場合は、必ず資格をお持ちの方が実施するか、電気工事店にご依頼ください。

用意した部材・道具

  • LEDシーリングライト(アイリスオーヤマ SCL6L-MCHL)
  • 角形引掛シーリング(Panasonic WG1000)
  • デジタルマルチメーター(検電・電圧確認用)
  • プラスとマイナスのドライバー、ビニールテープ、ラジオペンチ

【安全第一】作業前にブレーカーを落として検電確認

作業を始める前に、分電盤のブレーカーを必ず落とすか、スイッチOFFにしてテスターで電圧がかかっていないことを確認してから触ります。ここを飛ばさないことが、DIY電気工事で一番大事なポイントです。 それでは詳しい作業内容を書いていきます。

角形引っ掛けシーリングを配線に接続する手順

既存の蛍光灯器具を撤去

蛍光灯本体を横にずらして取り外します。

蛍光灯本体を横にずらして取り外す様子

カバー端にある白くて丸いパーツを回して外します。

カバー端の丸いパーツを外す様子

電源側配線に電気が来ていない事を確認します。(無電圧確認)

写真のようにマイナスドライバーを押し込むことで、電源側配線を引抜くことが出来ます。完全に引抜く前に、金属部分が少し見える程度まで引抜いて電圧確認します。もし、100Vがかかった状態ですと、この後の作業で感電や短絡(ショート)のおそれがありますので確実に行いましょう。

電源側配線の無電圧確認1 電源側配線の無電圧確認2

電源側の配線を外して先端をビニールテープで養生しておきます。

無電圧を確認したので、電線を角形引掛シーリング側面にある溝に合わせて調整します。溝の太さが2段になっていますよね?上の太いほうが絶縁部分、下の細いほうが導線部分です。

電線を角形引掛シーリングの溝に合わせる様子

調整が終わったら、念のためビニールテープで保護します。既設の器具を取り外す間に家族が間違ってスイッチを入れてしまったら、感電や短絡(ショート)で大変なことになりますからね。

配線をビニールテープで養生する様子

既設の器具を外す

天井に固定しているビスを外します。写真の①両端2箇所→②真ん中1箇所の順番がおすすめです。真ん中のビスを外すと同時に器具がストンと落ちてくるので、2人で作業できる場合は片方が器具を支えながら外すと安心です。1人で作業する場合、器具は意外と重いので、落下や踏み台からの転落には十分注意してください。

天井のビスを外す位置

さぁ、ここまで出来たら後は簡単!

器具を取り外した後の天井

配線をシーリングボディの端子に接続

新しく取り付ける角形引掛シーリングです。

配線を端子に接続していきます。接地側と書いている方に白線です。

通電確認で仕上がりをチェック

天井に固定する前に問題なく配線されたか確認してみましょう。スイッチをONにしてテスターで電圧を測ります。

天井にシーリングボディを固定

正しく接続できたので天井に固定します。丸い穴2個所にビスを入れて締め込みます。

LEDシーリングライト本体を取り付ける

購入したLEDシーリングライトの裏側と、付属のアダプターパーツです。今回は角形引掛シーリングなので中央のアダプターを使います。

角形引掛シーリングに、こんな形でカチッとはまります。あとは灯器本体を取付けて終了です。

つまずいたポイント・気をつけたこと

素人ゆえに、というポイントですが、「接地側(W)は白線」というルールを一瞬度忘れしてしまいました。ただ、今はすぐに検索して確認できますし、器具側にも「W」の刻印があるので、配線そのものを間違える心配はありませんでした。

もう一つは、電線の長さを揃えるためにペンチで数mmだけ切ったのですが、その切れ端がどこかに飛んでいってしまい、見つけられなかったことです。小さな金属片が物置のどこかに残っていると思うと、少し気持ち悪さが残ります。次にやるときは、下に養生シートか新聞紙を敷いてから作業しようと思います。

ビフォーアフター:交換してどう変わった?

一番驚いたのは、スイッチを入れてから点灯するまでの速さです。蛍光灯は点灯管を介して少し待たされる感覚がありましたが、LEDは本当に「ぱっ」とすぐ点きます。

色味は蛍光灯の白色からLEDの電球色に変えましたが、物置なので特に気になりませんでした。明るさも十分です。もし将来「ちょっと暗いかも」と感じても、今回角形引掛シーリングにしておいたので、より明るいタイプの照明に買い替えるだけで対応できます。

見た目の面では、長い蛍光灯器具から小さな丸型のLEDになったことで、天井まわりの圧迫感がなくなった気がします。

電気代はどのくらい変わった?

念のため、実際の使用シーン(1回5分・週10回)で計算してみました。電気代の単価は目安として31円/kWhで計算しています(実際の単価は契約によって異なるので、正確に知りたい方はご自身の電気料金明細をご確認ください)。

消費電力 月間使用時間 月間消費電力量 月間電気代(目安)
蛍光灯(旧) 46W 約3.6時間 約0.17kWh 約5.1円
LED(新) 5.3W 約3.6時間 約0.02kWh 約0.6円

差額はおよそ月4.6円、年間でも55円ほどでした。消費電力そのものは約9割減っていますが、物置の照明は使用時間が短いので、電気代への影響は正直かなり小さいというのが実際のところです。とはいえ、即点灯や器具の小型化といった使い勝手の面でのメリットは大きく感じています。

よくある質問(FAQ)

Q. シーリングライトの交換に電気工事士の資格は必要ですか?

A. 既存の「引っ掛けシーリング」がある場所への器具交換だけなら、資格がなくても行えます。ただし、今回のように角形シーリングを新しく取り付ける場合や、配線を直接つなぐ「直結」タイプの照明を設置する場合は、第二種電気工事士以上の資格が必要です。

Q. 直管蛍光灯からLEDシーリングライトに交換するメリットは?

A. 消費電力が大幅に下がる(今回は46W→5.3Wで約9割減)ほか、点灯までの時間が速い、器具がコンパクトになるといったメリットがあります。ただし、使用時間が短い部屋では電気代の実額としての差は小さいこともあります(詳しくは本文の計算例を参照)。

Q. 資格がない場合、どこまでDIYできますか?

A. 引っ掛けシーリングがすでにある照明であれば、器具本体の交換はご自身でできます。配線に触れる作業(新設・移設・直結器具の設置)は、資格保有者に依頼するか、電気工事店にご相談ください。

まとめ

物置の直管蛍光灯を、角形引っ掛けシーリング新設からLED化まで、一通り記録してみました。繰り返しになりますが、角形シーリングの新設は電気工事士の資格が必要な作業です。資格をお持ちでない方は、既存の引っ掛けシーリングがある場所へのLED器具交換だけであればご自身でも可能ですので、そちらから挑戦してみてください。

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